正しい治療法とは(2)~「出す」

「出す」・・・有害物質などを身体の外へ出す治療です。

お察しのとおり、ここでもまだ薬は出しません。
身体の調子が悪いときというのは、便、腸内悪玉菌、悪玉コレステロール(LDL)、汗、痰、ストレスなどの悪いものが身体に溜まったままとなり、排出されない状態になります。
つまり、薬などを「入れる」前に「出す」ほうが順番としては先であるべきです。

呼吸を例に取りますと、息を出す(吐く)ことで二酸化炭素という老廃物を排出することがあって初めて、栄養素を燃やしてエネルギーの産出に関与する酸素を吸い込むことができるのです。

また、「出す」観点からすると、下痢よりも便秘のほうが危険と言えます。
重症の慢性便秘症の人がしばしば、突然の下痢に見舞われることがありますが、これは身体が緊急事態を察知し強制的に下痢を起こし有害物質を排出しようとしているのです。

「出す」ことに着目した”断食療法”は有効です。
食事を摂るすなわち「入れる」ことをやめると、身体は「出す」ことに注力できるという構造になっているのです。

吉田クリニックでは、断食療法を含む食事療法、鍼灸療法、整体療法、温泉療法、運動療法、リラクゼーション療法など、東洋医学の治療手法を積極的に取り入れています。

断食療法は、言わば「体内の大掃除」です。
鍼灸は自律神経やホルモンのバランスを整えます。
温泉入浴や運動、リラクゼーションをこれらに組み合わせ、相乗効果により精神的なストレスをも取り除き、自然治癒力を高めることができます。
単純に心身ともにリフレッシュできるということで、若い女性にも人気があります。
単に「心地よい」というのはけっこう大事なことです。

さて、私たちが「出す」ものの中には、一見病気や医療とは関係ないように思える、声、笑顔、言葉、思いやり、やさしさ、などなども含まれると言えます。
ため息、怒り、憎しみ、なども、私たちが外界へ向かって「出す」ものに他なりません。
宗教の話ではなく、事実として、こうしたあらゆる私たちの「出す」ものものは、やがて私たちに返ってきます。

私たちが「出す」もの全てが、私たちの心身の健康に影響を与えている、そんな気がします。

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