薬が出ると安心してしまう患者の心理

人間ドックや健康診断では、「正常値」とされる値から少しでも外れると、すぐに薬を出したがる医者が多いのですが、その薬を飲んで値が「正常」になると、「薬を飲んだため値が下がりました」と医者は言います。

「薬をやめるとまた値が悪くなる可能性がありますから、もうしばらく薬は続けましょう」と続きます。
現在の医療は、病気になった原因を探るのではなく、表面に見える”数値”を薬で調節し、値が正常になると「治った」としてさらに投薬を続けます。

病気の原因が取り除かれたわけではないので、薬をやめれば値が戻るのは当然で、薬で病気が治ったのではなく、値が変化しただけのこと。

言い換えれば、身体の中にある”悪いもの”を取り除くのではなく、”別のもの”を加えることで表面の数値だけを変えて見せているだけです。

また、効く薬ほど副作用が強い傾向にあるため、数値を変えるだけのために副作用に苦しみ続けるという弊害も起きえます。

ある患者さんの例を見てみましょう。
仮に名前をS子さんとします。
S子さんは、膝が痛いことと、血圧が高いと言われたことである開業医を訪ねますが、そこでは薬は出ず、生活習慣に関する指導だけでした。

S子さんはこの開業医の治療方針に不安を持ち、大病院を訪ねます。
そこでは、すぐに痛み止めと血圧を下げる薬などが処方されました。

薬の種類が多いため、S子さんは飲み忘れが無いようチェック表まで作って薬を飲み続けました。
息子さんが「薬の数が多すぎるのではないか」と心配しましたが、医者からは「薬のおかげで痛みと血圧が収まっているので、やめたら元に戻ってしまうから続けるように」と言われているのでやめることはできないと、S子さんは説明しました。

以来10年以上にわたり、S子さんは10種類以上の薬を飲み続けていますが、いまだに膝と血圧はよくなっていないそうです。

血圧が高いことにはそれなりの原因があるのであって、むやみに下げればそれでいいというものではありません。
吉田医師のクリニックでは、まずは食事の改善、例えば天然塩の使用などを勧め、膝の痛みに対しては鍼灸治療やマッサージから始めます。
痛みは痛むべくして起きているのですから、痛みを感じる神経を麻痺させても治療とは言えません。

さらにはプラセンタやサメ軟骨などを処方していくという順番です。

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